【公開日】
目の下のクマには大きく分けて4種類あり、それぞれ症状や原因、最適な治療法が異なります。
複数のクマを併発していることも多く、医師によるカウンセリングや診断で、症状や要望に合った最適な治療法を選ぶことが大切です。
ここからは、クマ取り治療の失敗例や、後悔しないために知っておきたいデメリットやリスクについて詳しく解説します。クマ取りで失敗しないための注意点についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目の下のクマには、青クマ・茶クマ・赤クマ・黒クマの4種類があり、それぞれ症状や原因が異なります。
ここからは、クマの種類や原因について詳しく解説します。
青クマは目の周りの血行不良や寝不足が原因で、毛細血管や眼輪筋が透けて見える状態です。目の下を引っ張ると薄くなることで判別できます。
目元の皮膚が薄い人や色白の人も発症しやすく、皮膚の静脈が発達することで目の下が青く見えることもあります。
青クマを解消するには、十分な睡眠時間を確保し、血行を促すことが大切です。ホットタオルを使用して目元を温めたり、ストレッチを取り入れることで改善につながるでしょう。
茶クマは、皮膚の摩擦や乾燥、紫外線によるメラニン色素の沈着が原因で発症します。花粉症などのアレルギーやアトピー性皮膚炎などの肌トラブルで、目元を擦ってしまう人にも生じやすいクマです。また、メイクを落とし切れていないことも茶クマの原因になります。
色素沈着を解消するために、肌のターンオーバーを促し皮膚を生まれ変わらせることが大切です。紫外線対策や肌の保湿を意識しつつ、バランスのよい食生活を心がけましょう。普段の食事で、ビタミンCやミネラル、タンパク質を含む食材を摂取することで、肌のターンオーバーが促されるでしょう。
目の下がふくらんだように見えるのが赤クマです。眼輪筋の圧迫や疲労により、目の周りの毛細血管が拡張することが原因で、目の下が赤く見えます。
もともと色白の人や目の下の皮膚が薄い人は目立ちやすく、放置すると他のクマを併発し、改善が難しくなるため、早めに治療することが大切です。
目元をマッサージすることで、たるんだ肌が引き締まり、改善効果が期待できます。また、目の下のふくらみを除去する施術も赤クマの改善に有効です。
目の下の膨らみや凹みに影ができて黒く見えるのが黒クマです。加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚のたるみやくぼみができることが原因です。目元がたるむことで眼窩脂肪が前に押し出され、膨らみができて目の下に黒い影ができます。
目だけ上を向くと目の下の皮膚が引っ張られて影がなくなる場合は、黒クマの可能性が高いといえます。目元に弾力を与えることで黒い影が解消されます。表情筋トレーニングを取り入れたり、弾力を補うコラーゲンやヒアルロン酸の含む化粧品でスキンケアするのも有効です。
クマ取りは切開しない術式もあり、美容整形の中でも手軽なプチ整形として注目されています。ただし、医療行為であるため少なからずリスクやデメリットもあります。
ここからは、クマ取りで後悔しないために知っておきたいリスクやデメリットについて詳しく解説します。
痛みや腫れ、内出血が起こる
クマ取りの施術後は痛みや腫れ、内出血が起こることがあります。これらの症状はダウンタイムと呼ばれる手術の回復期に起こる自然な現象で、時間の経過とともに改善されます。徐々に症状が落ち着くため、医師の指示を守って安静に過ごしましょう。
ダウンタイムには個人差がありますが、術後2週間程度で収まることがほとんどです。
目の下の小ジワが目立つ
クマ取り手術で、不要な脂肪を除去することにより皮膚が余り、新たにジワが形成される可能性があります。
目の下の小ジワはもともとシワやたるみが多い人に顕著にみられる症状です。
傷跡が残る可能性がある
クマ取りの術後に、稀に傷跡が残る可能性があります。傷が残る原因は医師のスキル不足によるものです。
切開や縫合の手術経験が少ない医師が担当すると、このようなリスクが高まります。クマ取りに限らず、美容整形は医師の技量に左右されることが多いため、実績豊富なクリニックを選ぶことが大切です。
その他に、ダウンタイム中に目元に刺激を与えることで傷跡が残ることもあります。術後の目元はデリケートな状態になっているため、できるだけ触れないようにしましょう。
傷跡が気になる場合は、表に傷口が出ない裏ハムラ法や経結膜脱脂法などの術式を選ぶとよいでしょう。
効果を実感できない
せっかくクマ取り手術を受けても効果を実感できないこともあります。主な原因として、クマに対して適切な処置が行われていない可能性が考えられます。
クマには複数の種類があり、原因もさまざまです。確実に治療するためにも、クマの状態に合った術式を選ぶ必要があります。
また、クマ取りに対する要望が医師に伝わっていない場合も、仕上がりに不満が残る原因となります。手術前のカウンセリングで医師としっかり意思疎通し、希望する仕上がりについて確認し合うことが大切です。
染症や炎症が起こる
クマ取りは医療行為にあたるため、少なからず感染症や炎症のリスクがあります。特に目元の皮膚はデリケートで、感染症などのリスクを避けるための対策が欠かせません。
感染症や炎症が起こる主な原因として、衛生面の問題や術後のケアが不適切であることが考えられます。ダウンタイムで痛みや腫れが起こることはありますが、我慢できないほどの痛みや違和感がある場合や、症状が長引く場合はクリニックを受診しましょう。
クマ取りの美容整形では、目の下の脂肪を除去したり、凹みを補う治療でクマを解消します。
クマには複数の種類があり、それぞれ原因も異なります。医師と相談しながら、クマの状態や仕上がりへの要望に合わせて、最適な治療法を選ぶ必要があります。
ここからは、クマ取りの代表的な治療法を紹介します
ハムラ法は目の下のふくらみの原因となる脂肪をくぼんだ箇所へ移動させ、目の下のたるみやふくらみ、凹みを解消する治療法です。
目の下のふくらみと影ができる溝の部分を一度の手術で解消できる治療法で、再発のリスクが少ないのが特徴です。また、同時に余った皮膚を切除できるため、たるみが気になる人にもおすすめです。
裏ハムラ法は下まぶたの裏側から切除し、眼窩脂肪を凹んでいる箇所へ移動し、目の下の皮膚を平らにする治療法です。仕組みはハムラ法と同じですが、まぶたの裏側にある結膜を切開するため、表に傷跡が残らないメリットがあります。
皮膚のたるみがない人には適した治療法ですが、たるみがある場合はハムラ法でたるんだ皮膚を切除する必要があります。
下眼瞼脱脂(経結膜脱脂術)は下まぶたの裏側から切開して、余分な眼窩脂肪を除去する手術です。
皮膚の表面に傷跡ができないメリットがありますが、脂肪を取るだけで再配置しないため、再発するリスクがあります。また、脂肪を除去した後の余った皮膚やシワ、凹みが目立つ可能性も。更に、脂肪を除去しているため、クマが再発しても脂肪を再配置するハムラ法の手術を受けることができないデメリットがあります。
目の下の凹んだ部分にヒアルロン酸を注入してクマを目立たなくする治療法です。ヒアルロン酸を注入すると肌のターンオーバーが促進されるため、色素沈着や血行不良によるクマも目立ちにくくなります。
ただし、あくまでもくぼみを目立たなくする治療法で、目の下の脂肪は除去できないため、脂肪の突出が少ない人に適した治療となります。
別の部位から採取した脂肪を目の下の凹んだ部分へ注入し、クマを目立たなくする治療法です。脂肪注入のデメリットは、注入した脂肪の生着率が低く、凹凸の仕上がりになる可能性が高い点です。
凹凸を解消するために追加で脂肪を注入すると、最終的に目の下のふくらみが大きくなり、元の状態より老けた印象になるリスクも。一度入れてしまった脂肪はどうすることもできません。確実にクマを解消するなら、ハムラ法や裏ハムラ法など、脂肪再配置の施術がおすすめです。
目の下の脱脂だけでは再発のリスクあり
目の下のたるみは、眼輪筋と呼ばれる目元の筋肉が緩み、抑え込まれていた脂肪が突出することで起こります。脂肪を除去するだけでは突出を予防できず、再発する可能性があります。
目の下の脱脂だけなら低価格で治療できるクリニックが増えていますが、くぼみが悪化したり再発するリスクがあります。再治療に費用がかかるケースもあるため、慎重に検討してください。
裏ハムラ法は目の下のたるみやクマの解消に有効な治療法で、表に傷跡が残らないメリットがあります。一方でクマやたるみが取れないなど、失敗するリスクも伴います。
ここからは、裏ハムラ法の失敗例と対策について詳しく解説します。
クマやたるみが取れない
裏ハムラ法は目の下の脂肪によるクマに対して有効な治療法ですが、脂肪が少ない場合や皮膚のたるみが原因のクマに対しては期待する効果を得られないこともあります。
失敗を避けるためにも、治療前の医師による正確なカウンセリングや診断が重要です。クマ取りで理想の目元を手に入れるためには、医師と相談しながら自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
腫れや内出血が長引く
裏ハムラ法は下まぶたの裏側を切開する高度な手術です。医師のスキル不足で手術中に毛細血管が損傷し、腫れや内出血が長引く可能性があります。
デリケートな目元の手術になるため、術後の適切なケアが重要です。また、ダウンタイム中は医師の指示を守って安静に過ごしましょう。術後のトラブルを避けるためにも、実績豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶことが大切です。
左右差が出る
脂肪の再配置で左右差が出ることがあります。これも医師のスキル不足が原因となります。
左右差が目立つ場合は、修正手術で改善することができます。失敗を防ぐためにも、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選んでください。
たるみが改善されない
裏ハムラ法で脂肪を再配置する際に、正しい位置に脂肪を移動できず、たるみが改善されないことがあります。
手術前の診察や検査でこのようなリスクを軽減できます。
クマ取り治療は、医師のスキルによって仕上がりが大きく変わってきます。失敗を避けるためにも、クマ取り治療の経験が豊富な医師のいるクリニックを選ぶことが大切です。
目の下のクマ取り整形で失敗しないための注意点は以下のとおりです。
カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ
クマ取りの施術前に、カウンセリングで仕上がりに対する要望を医師にしっかり伝えることが大切です。医師からは、クマの症状に合った適切な治療法やリスクについて詳しく説明を受けます。
カウンセリングが丁寧なクリニックなら、治療前の不安も解消され、安心して施術を受けられるでしょう。
実績豊富なクリニックを選ぶ
クマ取りの治療実績が豊富なクリニックを選ぶことも大切です。実績が多ければ症例数も多く、クマの状態に合わせて適切な治療を受けられるでしょう。
また、万が一のトラブル時でも適切に対応してもらえる安心感があります。公式サイトに症例数や写真を掲載しているクリニックも多いため確認してみましょう。
最新の治療法を取り入れているクリニックを選ぶ
クマ取り治療の技術は進化し続けています。クマにはさまざまな種類があり、それぞれ原因や適した治療法が異なります。
最新の治療法を取り入れているクリニックなら、治療の選択肢の幅も広がり、自身に合った方法で効率よくクマを解消できるでしょう。
目の下のクマはマッサージや美容クリームで改善できる?
マッサージで血行が促進されて青クマが改善されるケースもあります。また、美白効果のある美容クリームを使用することで、色素沈着による茶クマの改善が期待できます。
ただし、マッサージや美容クリームで赤クマや黒クマを改善する効果は期待できないでしょう。
男性に多いクマの原因は?
男性に多いのは、加齢による目元のたるみが原因となる黒クマです。
黒クマは40歳を過ぎると高い確率で発症します。
目の下のクマはニベアで改善できる?
目の下のクマをニベアで改善することはできません。
人気の保湿クリーム「ドゥ・ラ・メール」とニベアの成分が似ているため、一時期目の下のたるみ改善に有効との口コミが広まりました。
ただし、実際には使われている原材料が全く別のもので、同様の効果は期待できません。
目の下のクマと涙袋の違いは?
クマと涙袋は形成される原因が異なります。目の下のクマはくすみや影によるものです。一方、涙袋は目元の筋肉が発達したものです。
クマが目立つと疲れた印象になり、せっかくの涙袋があっても目立ちません。クマによるたるみで涙袋の膨らみが埋もれて見えなくなるためです。目元ケアでクマを解消し、涙袋を活かして印象的な目元を目指しましょう。
目の下のクマ取りは何年もつ?
黒クマはクマ取りの施術から10年以上もつこともあります。クマ取りの施術を受けることで皮膚が固くなり、たるみにくくなります。加齢によって目の下のたるみが生じることはありますが、施術後すぐに再発することはありません。
青クマはクマ取り後、血行不良にならなければ再発することはありません。ただし、ストレスや疲労が溜まる生活を続けていると再発する可能性もあります。
茶クマは目元を擦るなど、刺激を与える習慣が直らなければ再発する可能性があります。茶クマの再発を防ぐためには、生活習慣の改善が必要です。
ストレスは目の下のクマの原因になる?
ストレスが原因で目の下にクマが生じることがあります。
ストレスを受けることで目の周りの血管が収縮しやすくなり、血行不良を起こします。血流が滞ると、二酸化炭素を含む黒っぽい血液が目元に溜まり、目の下が青っぽく見えることがあります。
また、ストレスを溜め込むことで免疫力が下がり、病気になりやすく体も疲れやすくなるため、クマの悪化にもつながります。
目の下のクマ取りは保険適用される?
目元の印象を変えるためのクマ取りは、保険適用外の自由診療となります。
ただし、クマの影響で視野が狭くなったり、眼球の乾燥で目に痛みが生じるなど、日常生活に支障を来たす場合は保険適用で治療できます。
目の下のクマに効く食べ物は?
目の下のクマの改善に有効なのは、ビタミンEが豊富に含まれた食べ物です。
ビタミンEが豊富に含まれている食材には以下のようなものがあります。
ビタミンEの働きを高めるためにも、同時にビタミンCを摂取することをおすすめします。ビタミンCは、主に野菜や果物、じゃがいも、さつまいもなどに多く含まれています。
手術によりまぶたの余分な脂肪と緩んで下がってしまった組織や皮膚の邪魔な部分を除去し、目元のたるみとシワ、腫れぼったさを一度にスッキリと解消することができます。
余分な皮膚だけを取り除く手法と、その奥の脂肪や眼輪筋・ネット状に組織を押さえている眼窩中隔まで処置をする手法とがあり、たるみの度合いや皮膚の状態を見て組み合わせて施術します。
いずれの場合もまつ毛の生え際に沿って切開するので、傷が目立つ事はありません。
皮膚切開法 | 220,000円 |
---|---|
脱脂のみ | 165,000円 |
運営者情報
運営者 | 医療法人社団 徳雅会 三島クリニック |
---|---|
住所 | 〒210-0007 川崎市川崎区駅前本町7-4 井門川崎ビル8階(アゼリア地下街38番出口) |
アクセス | JR・京急川崎駅から徒歩約2分 |
理事長 | 西島 麗美 |
TEL | 044-245-0200 |
受付時間 | 9:30~12:30,15:00~18:30 |
お電話受付時間 | 9:30~18:30 |
休診日 | 金曜日、日曜日、祝日 |